「へ~」うなずくトリビア、豆知識や雑学を盛り込んだクイズを用意しました。
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クイズで考えること。新しい知識を得ることは脳の活性化になり、認知症予防に繋がります!
ぜひお楽しみください。
この記事の目次
高血圧のリスクを知ろう
高血圧の危険性
高血圧とは、安静状態での血圧が慢性的に正常値よりも高い状態。
高血圧になると血管に常に負担がかかるため、血管の内壁が傷ついたり、柔軟性がなくなって固くなり、動脈硬化を起こしやすくなります。
高血圧の状態を放置していると、動脈硬化を促進し、脳卒中や心疾患、あるいは慢性腎臓病などの重大な病気につながります。
とりわけ最近の研究から、脳卒中は男女を問わず高血圧の影響が大きいことが明確になっています。
出典 オムロン
高血圧の知識を深めよう!血圧に関するクイズ6問
【問題1】
自宅で測った血圧は高いが、病院で測った血圧が正常なことを表す言葉は次のうちどれ?
①白衣高血圧
②仮面高血圧
【問題2】
「うすくちしょうゆ」は「こいくちしょうゆ」より塩分が少ない。
①〇
②×
【問題3】
手軽なウォーキングやストレッチ、ラジオ体操のような少し汗が出る程度の運動でも、生活習慣病予防に十分な効果がある。
①〇
②×
【問題4】
高血圧の自覚症状として正しいのはどちら?
①高血圧は自覚症状がほとんどない。
②高血圧は頭痛やめまいが増えるので自覚症状がある。
【問題5】
血圧を1日1回計るならば、測定するのに適している時間は?
①起床時
②朝食時
③帰宅時
④入浴時
【問題6】
日本における高血圧の患者数は?
①1000万人
②2000万人
③3000万人
④4000万人
答え
【問題1】①白衣高血圧
自宅で測った血圧は正常で、病院で測った血圧が高いことを白衣高血圧といいます。
反対に、家庭での血圧が高く、病院での血圧が正常である場合を仮面高血圧といいます。
自宅で測定した血圧値が重要になります。
【問題2】②×
「こいくちしょうゆ」の塩分濃度は約16%、「うすくちしょうゆ」が約18%です。「うすくちのほうが実は塩分濃度が多いのです。
【問題3】①〇
激しい運動でなくても、少し汗が出る程度の運動でも、生活習慣病予防に十分な効果があります。
【問題4】①高血圧は自覚症状がほとんどない。
高血圧は自覚症状がほとんどなく、英語でサイレントキラーといわれています。
【問題5】①起床時
朝起きて、排尿した後が測定するのに一番適している。
【問題6】④4000万人
高血圧を防ぐためには以下の3つが重要です!
①減塩
②体重コントロール (肥満は高血圧を起こしやすい)
③運動
塩分摂取量の目安は?
世界保健機関(WHO)は、世界中の人の食塩摂取目標を1日5gとしています。
塩分摂取量が多いとされる日本の場合、
平均で一日に9.9gの塩を摂っています。
男女別では、男性が10.8g/日 女性が9.2g/日となっています。(平成28年)
厚生労働省では、
18歳以上の男性は1日当たり8.0グラム未満。
18歳以上の女性は1日当たり7.0グラム未満。
という目標量が定められています。
日本高血圧学会減塩委員会は、高血圧予防のために、1日6グラム未満という制限を勧めています
都道府県 食塩消費ランキング
ちなみに、総務省の家計調査から食塩消費量ランキングです。
食塩の食塩消費量の全国平均は2,065グラム。
消費量が最も多いのは
1位 青森県 4,359グラム
2位 山形県 4,076グラム
3位 秋田県 3,321グラム
東北で塩分摂取量が高い理由は、気候が寒冷であることが大きく影響しています。
寒い地方に住む人々は、塩分を摂取することで体温を維持してきました。
また、深い雪に覆われる東北に暮らす人々は、冬の保存食として塩漬けの食べ物を食べてきました。
減塩クッキングのコツ10カ条
食事は塩分を少なめにすることが高血圧の予防には必須です。
でも、食事は美味しく楽しみながら食べたいもの。
塩分が控えめでも、より美味しく食べられる料理のコツをご紹介します。
出典:タニタ
1)うまみを上手に利用
昆布、かつお節、きのこ類、干しえび、乳製品など・・・ うまみを多く含んだ食品やそれから溶け出しただしを上手に利用しましょう。
2)香辛料や香味野菜を使う
わさび、マスタード、カレー粉、しょうが、にんにく、しそ、みょうがなど・・・香りのよい素材を使うとその香味が効いて薄味が気にならなくなります。
3)酸味を利用する
かんきつ果汁、トマト、酢など・・・酸味を加えるとすっぱさがアクセントになります。
4)油脂で香りとコクを出す
ごま油、オリーブ油、植物油など・・・煮物や汁物の仕上げにごま油を1滴たらすとこくとうまみが加わり、薄味でも気にならなくなります。
5)香ばしい焦げの風味をつける
焼く・揚げるなどしてついた焦げの風味は、香ばしさをプラスしておいしく食べられます。
6)材料の表面に味をつける
煮物でも最初からしょうゆなどの調味料を入れて煮るのではなく、だしだけで煮て材料に火を通したら、最後にしょうゆを加えて絡めるようにすると味を強く感じることができるので、少量でも満足のいく味になります。
7)普通の味と薄味を組み合わせる
薄味の料理が2~3品あるより、しっかり味のついた料理を1品+極薄味1~2品にしたほうが献立にメリハリが出て満足感が得られ、定食当たりの塩分量を抑えることができます。
8)料理は適温にする
熱い料理は熱いうちに、冷たい料理は冷たいうちに食べると、塩分が少なくても美味しく食べられます。
9)食物繊維をたくさんとる
全粒穀類、野菜、いも類、こんにゃく、きのこ類、海藻類、果物など・・・食物繊維には腸内で塩分(ナトリウム)を吸着し便と一緒に排泄する働きがあります。
結果的に塩分の体内への吸収が減少します。
10)カリウムを含む食品を食べる
野菜、いも類、海藻類、果物など・・・カリウムには体内の余分な塩分(ナトリウム)や水分を尿と一緒に排泄し、塩分のとり過ぎによる血圧の上昇を抑える作用があります。