レク・体操のコツ

創造力を刺激する『オリジナル音楽体操』で脳の活性化【音楽レクリエーション】

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たつ婆
ごきげんよう!たつ婆です。想像力を刺激する工夫できてますか?

当ブログ『FUNSEED(ファンシード)』では、リハビリやレクリエーションのコツ。
介護・医療業界で働く人を応援する情報を発信しています。

高齢者は創造すること(ゼロから何かを作り出す力)が少なくなっています。
デイサービス・介護施設でも、DVDの動きを真似するだけ。スタッフがする体操を真似するだけ。
「真似するだけ」が多くなると、自分で考えることや何かを作り出すことを忘れてしまいます。
これでは脳は衰えてしまう。

もっともっと脳を刺激するために、ゼロから何かを作り出すことをたくさん経験しましょう。

今回は想像力を刺激する『音楽レクリエーション』を紹介します。

創造力は衰え受動的になっていく

創造力とは、ゼロから何かをつくりだす力・新しいものをつくりだす力と定義します。
創造力は20代半ばから徐々に衰えていき、高齢になると、ぬり絵のように形があるものに色を塗ることはできますが、白紙に自由に何かを描くのが難しくなります。
また、年を重ねるにつれて、初めてやることや、挑戦すること、0から1を生み出すことが少なくなり感動することも少なくなっていくのです。
ご利用者はいつも言われるがままリハレクをしているので、「受動的」になっています。
真似をするのではなく、世界に1つだけのオリジナルを「自分たちがつくりあげた」という経験は、「私ってすごいかも」「まだまだやれるかも」という自信に繋がります。
その自信・達成感・充実感をリハレクで引き出していきましょう。

レクリエーションに創造力を刺激する要素をプラスすることのメリット

◆受動的なリハレクから能動的なリハレクになるのでご利用者の積極的な参加を引き出せる
◆ご利用者の新しい魅力・潜在能力を引き出せる
◆ご家族に新たな一面を紹介できる
◆0から生み出す作業が自信・達成感・充実感を引き出せる

自分たちで作りだすことが喜びに繋がる オリジナル音楽体操

音楽に合わせて身体を動かす音楽体操は、書籍やインターネットでたくさん紹介されています。
オリジナル音楽体操は、既存の音楽体操をするのではなく、ご利用者と共にその場で振り付けを考えていくリハレクです。
ご利用者の創造力や発想力を刺激しながら世界で一つだけの体操を生み出していくので、もともとある動きが決まっている音楽体操をするのとは違い、達成感や充実感を引き出すことが出来ます。
童謡の「ふるさと」を例にオリジナル音楽体操を紹介していきます。

◆目的・効果

体幹・上下肢筋力の維持向上 想像力・創造力の刺激 脳の活性化 転倒予防

◆準備物

歌詞が書かれた紙

◆事前準備

模造紙などの大きな紙に歌詞を書く
(ふるさと・上を向いて歩こう・海・高校三年生・瀬戸の花嫁・憧れのハワイ航路などなじみのある曲)
曲が手に入らない場合はご利用者と合唱でも可能です。

◆方法

①まずは歌詞を見てもらいながら曲を流し歌ってもらう。

②ご利用者と共に、歌詞のイメージから体操の動きを作っていく。

「『ウサギ』どんな動きがいいでしょう?」などリードしながらご利用者の動きを引き出していきます。
『ウサギ』・・・頭の上に耳をつける動き 『おいし』・・・手の振りと足踏みで追いかける動き
『こぶな釣りし』・・・魚を釣る動き 『かの川』・・・手で川を表現する動き など
このようにご利用者全員からアイデアを集め、歌詞の一つ一つに振り付けが生まれていきます。

③1曲(1番)の振り付けが出来上がったら、曲を流さずに復習していく。

「これはみなさんが作りあげた世界で1つだけのオリジナルの体操です」←この言葉が大切です

④曲を流し歌いながら体操をしていく。

通しての振り返りが終わったら、音楽を流し、歌いながら振り付けをやってもらいます。
「では今度は、曲を流します。歌いながら今作った振り付けで、体操をしていきましょう。」

◆POINT

・ご利用者によってさまざまな動きが生まれる場合があります。例えば「夢」という振り付けは、頭の上で円を描くような動き、胸の前で腕をクロスするような動き、寝ているような動きなどなど。
面白い動きを見つけたら、「○○さんの動き面白い。それどういう意味の動きですか? いいですね~」といった具合に積極的にその動きを取り入れてみてください。この瞬間こそ、眠っている創造力を生み出しています。
・思いもよらない振り付けが飛び出すので、たくさん笑いが生まれます
・様子を見ながら2番、3番と進めていってもOK
・後日同じメンバーで実施すると、違う振り付けが生まれるので、前回と比較してみても面白いです
・タオルを使えば、動きにバリエーションが生まれます。

 

 

  • この記事を書いた人

介護エンターテイナー石田竜生

フリーランスの作業療法士として介護現場で働きながら、お笑い芸人、舞台俳優の活動も続けている。『人生のラストに「笑い」と「生きがい」を』をテーマに、『介護エンターテイナー』と名乗り活動している。 リハビリ体操に笑いの体操、エンタメ性いっぱいのアクティビティなどを取り入れ、介護現場を『笑い』でいっぱいにするために、ボランティア・セミナー研修講師・イベントゲストとして日本全国を飛び回る。YouTubeで配信している体操や健康のコツは再生回数70万回以上。 『介護×笑い』に関する取り組みへの注目度は高く、多数のメディアで執筆・取材の実績がある。 YouTube(https://www.youtube.com/channel/UCJhdPzUgJY9n8cFVSY03LhQ?view_as=subscriber)

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