『こんな状況があぶないですよ』と説明してもいいのですが、クイズ形式にして考えながら知識を深めていくことで、より自分が抱えているリスクに対して注意を向けることができます。
クイズで学んでいきましょう!
この記事の目次
高齢者のインフルエンザワクチン予防接種は10月上旬から
今シーズンは新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、インフルエンザ流行期を目前に控えインフルエンザワクチンの需要が高まる可能性があります。
今シーズンは例年より多い供給量が確保されているが、新型コロナウイルス感染症の流行が懸念される中、症状の類似した疾患の発症をできるだけ減らすとともに、医療負荷を軽減する観点から、インフルエンザ予防への啓発が重要であり、ワクチンの需要が高まる可能性が考えられる。
参照:厚生労働省
インフルエンザワクチンの供給見込み量は約3178万本で、ワクチン供給の統計開始以来、使用量が最大を記録した2019年の2825万本に対し約12%多く供給が行われる見通しです。
65歳以上の高齢者は10月上旬から優先的な摂取が始まる見通し
10月上旬から全ての接種希望者に行き渡る量のワクチンが出回ることはないことから、厚労省案によると、
・10月上旬に「予防接種法に基づく定期接種対象者(65歳以上の高齢者等)
・10月下旬から「医療従事者、65歳未満の基礎疾患を有する人、妊婦、乳幼児~小学校低学年(2年生)」のうち、希望者に接種を呼びかける』
とした。
流行シーズン インフルエンザを予防する知識とクイズ
インフルエンザの知識を高め予防していきましょう。
後半にはクイズもあります。
クイズ形式にして楽しみながら学ぶことが重要です!
まずは、インフルエンザについて知ろう!
●インフルエンザとは?
インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気。
特徴は・・・
・急な発熱
・頭痛がする
・38度以上の発熱と悪寒
・寝込んでしまうほ どつらい
・倦怠感や疲労感がある
・普通の風邪よりも症状が重い
・関節痛・筋肉痛・頭痛などの全身症状
●インフルエンザの流行は?
12月下旬ごろ始まり、翌年の1 ~3月にピークを迎えます。
毎年約1,000万人、およそ10人に1人がインフルエンザを発病するといわれています。
●どのように感染する?
飛沫感染・・・咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込む
接触感染・・・ウイルスが付着した手で口や鼻に触れる
●インフルエンザを予防するには?
・手洗い・うがいの励行
・マスクの着用
・室内の加湿、換気
・規則正しい生活
・バランスの取れた食生活
・十分な睡眠
・流行前にインフルエンザワクチンを接種する
●正しい手洗いと咳エチケットが重要
・手洗いはせっけんをつけて洗った後、流水でしっかりすすぐ
・せっけんなどで、手の平から手の甲、指の間や爪の 間、手首までしっかりとあらう
・洗った後は、きれいなタオルなどで十分に拭き取る
・常に清潔なマスクをつける
・咳、くしゃみなどの症状があるときは必ずマスクをする
・マスクをしていないときに咳やくしゃみが出そうになったら、周囲の人から顔をそらし、ハンカチやテッシュなどで口と鼻を覆う
●インフルエンザを治すには?
医療機関でインフルエンザと診断され、自宅療養する場合は・・・
・まず睡眠を十分に取るなど安静にする
・医師の指示を守って薬を正しく服用しましょう
・消化がよく身体を温める食べものや、抵抗力を高めるビタミン類や良質なタンパク質を多く含む栄養のある食事をとる
・十分な水分補給
・加湿器などを使って室内を適切な湿度(50~60%)に保つ
インフルエンザの知識を高めるクイズ11問
【問題1】
毎年どのくらいの割合の人がインフルエンザにかかっているでしょう?(日本国内)
①10人に1人
②100人に1人
③1000人に1人
【問題2】
インフルエンザが感染してから発症するまでの期間はどんなパターンでしょう?
①急激
②ゆっくり
【問題3】
インフルエンザワクチンの有効期間はどれぐらいでしょう?
①2カ月
②5カ月
③1年間
【問題4】
感染拡大を防ぐために大切なのは「何エチケット」でしょう?
①熱エチケット
②咳エチケット
【問題5】
インフルエンザ発症から何時間以内に薬を服用するのが望ましいでしょう?
①48時間
②72時間
③96時間
【問題6】
インフルエンザにかかり自宅で療養中。
室内湿度はどのくらいに調整するといいでしょう?
①湿度20 ~30%
②湿度50 ~60%
【問題7】
インフルエンザウイルスと市販のマスクの網目、どちらがのほうが大きいでしょう?
①インフルエンザウイルス
②市販のマスク
【問題8】
インフルエンザウイルスの大きさに対してマスクの網目は100~1000倍も大きいといわれています。
では、インフルエンザにマスクは効果は?
①ある
②ない
【問題9】
空気中に放出されたインフルエンザウイルスはすぐ死滅するでしょうか?
①すぐに死滅する
②乾燥した状態では1~2日生き続ける
【問題10】
インフルエンザウイルスが最も生存しやすいのは、次のうちどれでしょう?
①マフラー
②本
③硬貨
【問題11】
高齢者はインフルエンザにかかると特に重症化しやすいハイリスクグループといわれる。
○か×か?
①○
②×
答え
【問題1】①10人に1人
毎年約1,000万人、およそ10人に1人がインフルエンザを発病するといわれています。
【問題2】①急激
インフルエンザの特徴は・・・
急な発熱・頭痛がする・38度以上の発熱と悪寒・寝込んでしまうほ どつらい・倦怠感や疲労感がある・普通の風邪よりも症状が重い・関節痛・筋肉痛・頭痛などの全身症状
【問題3】②5カ月
一般的には5ヵ月程度。流行が本格化する前の秋口の頃に予防接種することが大切だといわれています。
【問題4】②咳エチケット
【問題5】①48時間
【問題6】②湿度50 ~60%
【問題7】②市販のマスク
マスクの網目のほうがずっと大きく、インフルエンザウイルスの大きさに対してマスクの網目は100~1000倍も大きいです。ウイルスはマスクの網目に対しては素通りに近い状態です。
【問題8】①ある
マスクは効果がないわけではありません。マスクは、咳やくしゃみの飛沫粒子をカットし、口腔内の湿度を高くすることで感染を防ぎます。
【問題9】②乾燥した状態では1~2日生き続ける
感染者の咳やくしゃみに直接曝されなくても、空気中に漂っているウイルスに感染するおそれがあります。湿度が高いとそれほど長く生存することができないので、加湿器等で部屋の湿度を上げたり、マスクをして口腔内の湿度を保つことが効果的な予防法です。
【問題10】③硬貨
インフルエンザウイルスは、金属やプラスチック、ガラスなど表面がつるつるした物質や手では24~48時間生存します。
紙や繊維では8時間以内しか生存できません。
電車などの手すりやドアノブ、スマートフォン、パソコン、電話にもウイルスが付着していることがあります。
【問題11】①○
インフルエンザにかかると重症化しやすいといわれるハイリスクグループは、
高齢者、小児、妊娠中の方などです。
参考:早稲田ウィークリー