当ブログ『FUNSEED(ファンシード)』では、リハビリやレクリエーションのコツ。高齢者をはじめ、介護・医療業界で働く人を応援する情報を発信しています。
この記事の目次
「家庭でも出来る脳と身体のトレーニング」3つのポイント
①簡単にできる
誰でもすぐに出来ないとトレーニングは長続きしません。
○○筋を刺激しながら△△筋を意識して、呼吸は◆秒で息を吸いながら・・・・なんていわれても無理ですよね。専門家が家まで来てくれるわけではないのですから。
ベッドの上でも出来て、寝室で椅子に座って出来て、リビングで家族と一緒に出来る。
そんな脳と身体のトレーニングを紹介していきます。
②使用する道具が身近なモノ
新聞紙やペットボトル、タオルなど、どこの家庭にもある道具や、100円ショップの商品を使ったトレーニングを提案していきます。
iPadなどのタブレット端末を使った脳トレ、最新のリハビリ機器を使った体操、数十万円のトレーニングマシーンで筋力トレーニングなど。
効果は期待できるかもしれませんが、当然一般家庭には存在しません。
(タブレット端末はあるかもしれませんが、使いこなせる高齢者は少ないでしょう)
100円以内のアイテムで数十万円のトレーニングと同等の効果を目指す!
「100均トレーニング」も紹介していきます。
③家族間のコミュニケーションが図れるもの
せっかく「家庭で出来る」なら、家族みんなで取り組めたらいいですよね。
みんなでやればきっと会話も増えていくでしょう。
おじいちゃんおばあちゃんの意外な表情も見ることができるかもしれません。
何より家族全員の介護予防にもつながります。
一人でのトレーニングは意欲が湧きにくいので、なかなか継続しません。
家族みんなの力が必要です。
身近なモノで簡単にできる『100均トレーニング7選』
①【机の上で簡単】衣服の着脱トレーニング
●準備物
フェルト(切れ端でOK)
ひも
ボタン
●目的・効果
ボタンの『はずす⇔とめる』動作を繰り返すことで、服を脱いだり着たりする動き(ADL)のトレーニングになります。
細かい指の動きは脳トレになり、脳の活性化も期待できる!
②『箸を使う動き』食事動作のトレーニング
●準備物
はし
アイストレー
デコレーションボール
●目的・効果
『箸を使う動き』食事動作の ADLトレーニング。
細かい指の動きは脳トレになり、脳の活性化も期待できる!
③ストローで噛む力・飲み込む力・肺活量を鍛えるトレーニング
●準備物
ストロー
アイストレー
デコレーションボール
●目的・効果
口腔機能(口の周り)改善。肺活量アップ。
④磁石を使って"つまむ・指先を動かす・脳の活性化"トレーニング
●準備物
マグネット
ホワイトボード
●目的・効果
つまみ動作。指先を動かし脳の活性化。
⑤タオルを使って転倒予防トレーニング
●準備物
タオル
●目的・効果
下肢の筋力強化。転倒予防。
⑥ペットボトルと割り箸で集中力を鍛えるトレーニング
●準備物
ペットボトル
割りばし
●目的・効果
集中力を鍛える。
指先の筋力を鍛える。
⑦足指と足裏を使って転ばない身体づくり
●準備物
カラーボール(100均)
ピンポン玉
ペットボトルのキャップ
※足で掴めるものなら何でもOK
●目的・効果
足・足指・足裏の筋力強化。転倒予防。
どこにでもあるモノを使って、誰にでも出来るトレーニングを継続していきましょう。