まずは認知症のことを知ろう
認知症とは?
認知症とは、脳神経細胞が減少したり、脳神経細胞の伝達が悪くなったりして 、日常生活の掃除、洗濯、料理、買い物、仕事などの社会的生活力が低下した状態を言います。
日常生活に半年以上、支障が出ると認知症と判断されます。
認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり働きが悪くなったりしたために様々な障害が起こり生活する上で支障が出ている状態
認知症ねっとより
認知症はどんな種類があるの?
認知症の種類には・・・
●アルツハイマー型認知症
●脳血管性認知症
●レビー小体型認知症
●前頭側頭型認知症
などがあります。
認知症の種類は違いますが、障害の共通点は記憶障害があることです。
認知症の原因とは?
認知症の原因は、脳の中にゴミのような物質(老廃物)が貯まることで、脳機能が低下し、認知症になることが知られています。
また、記憶を司る海馬が萎縮する・脳全体が萎縮することで認知症になると言われています。
脳の中にゴミ(老廃物)が溜まる・海馬や脳が萎縮する要因には下記のようなモノがあるといわれています。
●運動不足
●偏った食事
●不規則な生活
●意欲の低下
などなどが脳へ悪影響を及ぼし、脳の中に老廃物がたまり認知症を引き起こすと言われています。
しかし、認知症になっても脳を刺激し活性化することでゴミ(老廃物)の除去ができ、認知症状の改善ができることもあります。
いろんな文献で認知症の予防・改善に効果的な活動は、「運動」と紹介されています。
「認知症の予防・改善になるレクリエーションはどんなものか」ご紹介したいと思います。
レクリエーションが認知症予防・改善になる理由とは?
↑山口健一氏と石田竜生のコラボセミナーの様子
レクリエーションが認知症予防・改善になる理由は、考えて手足を動かすことで有酸素運動となり、全身の血流が良くなるからです。
全身の血流が良くなると脳の中の血流も良くなり、溜まっていたゴミ(老廃物)が血流に乗って流れていきます。
ゴミ(老廃物)が流れていくと、脳神経細胞のネットワークが回復し、できなかった日常生活動作の改善につながります。
結果、認知症の予防・改善になるというワケです。
ただ、人は「面白い」「楽しい」と感じないと手足や頭は効率よく動きません。
「面白い」「楽しい」と感じられるようなレクリエーションを行うことで効率よく手足や頭を動かせるようになるのです。
当ブログFUN SEEDはもちろん、
この記事を書いてくれた作業療法士の山口健一さんも認知症予防・改善に繋がるレクリエーションをたくさん紹介してくれています。
ブログ『アイデアワクワクリハビリ』は介護現場で人気のレクリエーションが盛りだくさんです。
特にこの記事がおススメ!『デイサービスで生活機能向上になる人気レクリエーション30選』
記事はコチラから↓↓
この記事を書いた人
山口 健一
作業療法士
長崎県出身。長崎医療技術専門学校作業療法科を卒業後、南長崎クリニックリハビリテーション科へ勤務。7年間の勤務後、平成26年より現職。作業療法のプロとして心身機能への働きだけでなく、「活動」「参加」を意識したプログラム・トレーニングを日々現場で実践している。
また、医療や介護現場・在宅でも使え、人の生活を少しでも改善する、新しい生活の発想の提案やアイデアについてのヒントを見つけるワークショップなどを開催している。
第14回日本通所ケア研究大会「ケアの工夫コンテスト」【プログラム・活動・参加を促す工夫】部門で最終優秀賞を受賞。月刊デイ、リハージュなど寄稿多数あり。
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