レク・体操のコツ

レクリエーションは「場づくり」で90%上手くいく!『安全・安心・ポジティブな場づくり』

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たつ婆
ごきげんよう!たつ婆です。レクリエーションが上手くいく方法! 安心・安全・ポジティブな場をつくりましょう

人が行動を起こすためには、その場に適した「場の空気」をつくることが大切です。
場の空気づくりとは、フロア内の雰囲気や環境を整えることです。

当ブログ『FUNSEED(ファンシード)』では、リハビリやレクリエーションのコツ。介護・医療業界で働く人を応援する情報を発信しています。

レクリエーションは「場づくり」で90%上手くいく!

人は他人がしていることを見ているだけなのに、まるで自分のことのように感じる共感能力を持っています。
これは脳の中の物まね細胞といわれる、ミラーニューロンが関係しています。

◆試験前に友達が緊張していると、自分も緊張してくる。
◆お化け屋敷に一緒に入った友達が「怖い・・・怖い・・・」と言えば言うほど、自分も怖くなってくる。
◆笑っている人、「楽しい!楽しい!」と言っている人と一緒にいると自分も笑顔になり楽しい気分になる。
そんな経験ってありますよね。

リハレクも同じです。

進行するスタッフの表情や気持ち、態度はご利用者に伝わり場の雰囲気を左右します。

スタッフが目指すのは「安全」「安心」「ポジティブ」な場づくり。

「安全」「安心」「ポジティブ」な場をスタッフが作りだすことが出来れば、リハレクの進行もスムーズにいき、リハレクの効果も上がります。

「安全」「安心」「ポジティブ」な場ってどんなの?

↑こんな状態でレクリエーションや体操をしたくなるわけがありません。

◆安全な場づくり

安全な場づくリハレクを実施する際に最も大切なこと。
ご利用者の体調管理や、転倒・ケガなどのリスク管理には十分注意を払いましょう。
「ここは危なくないんだ」「みんながニコニコして心地いい」と感じられるような空間を目指します。

◆安心な場づくり

安心な場づくりは、ご利用者の「不安」を取り除くことです。
一人にされた時、自分がここにいる必要性が感じられないとき、人は「不安」を感じます。
重いハンディキャップがあって、リハレクに参加しづらい方にはスタッフがサポートにつく、参加しやすいルール作りをすることで、「自分もここにいてもいいんだ」「同じように悩んでいる人がいるんだ」と感じられるような空間を目指しましょう。

◆ポジティブな場づくり

ポジティブな場づくりは、ご利用者が「やらされている」のではなく、「自ら参加したい」と思えるような前向きな感情にしていくことです。
将来に不安を抱えている方でも、「新しい目標や夢をみつけられる」「スタッフの言葉を聞くだけでやる気が湧いてくる」そんなポジティブな感情があふれる空間を目指しましょう。

 

「安全」「安心」「ポジティブ」な場づくりのための6つのポイント

①具体的に認める・褒める

リハレクの進行中に、ご利用者へポジティブな声かけをすることで、やる気が生まれます。
「いいですね」「いい感じです」このような言葉もいいのですが、ご利用者にとっては何が「いいのか」何が「いい感じ」なのか分かりません。
そこで具体的に相手を認めることが大切です。

「右足の上がりがよくなっています」
「先ほどより声が出ていますよ」
「連続して歩ける距離が伸びてきました」

このように何がどういいのか。
なぜいい感じだと感じるのか。
具体的に認めることが相手のやる気を引き出します。

②自分のことのように喜ぶ  

スタッフから積極的に、「楽しいですね」「私も嬉しいです」といった言葉を発信していきます。
人はミラーニューロンの働きで、相手の気持ちと自分の気持ちを同調させようとします。
ポジティブな感情表現が相手の気持ちもポジティブにしていきます。

③言葉による誘導

言葉で相手をその気にさせてしまいましょう。
「今、筋肉がすごく働いていますよ」と言われれば筋肉が働いている気分になり、「脳が刺激されていますよ」と言われれば脳をトレーニングしている気分になるものです。
言葉で誘導することで、「気分を乗せる」ことが出来ます。
気分が乗ると意欲が湧きますので、より心身が動き出すはずです。

④「この場にいることが重要」だと意識してもらう

集団でリハレクを実践すれば、中には一部の動きが出来ない人が出てきます。「出来なくて当たり前です。やろうとすることが大切です」と声かけしましょう。「あなたがその場にいることが、あなたにとっても他のメンバーにとっても大切なこと」というメッセージを伝えましょう。

⑤小学5・6年生でも分かるように表現する

介護・医療職は、ついつい専門用語を使ってしまいがちです。
「ADL」「トランスファー」「上腕二頭筋」と言われてもご利用者には理解が難しいでしょう。
言葉をかみ砕いて、小学5・6年生でも分かる表現をすることでリハレクへの取り組む姿勢が変わっていきます。

⑥例えの表現を多用する

声かけで使いがちなのが、「足を高く上げてください」「腕を大きく動かしましょう」などの表現。でもこれでは、どれぐらい身体を動かしていいのか分かりません
目の前にモノがあるかのように例えて表現すると、ご利用者の動きも変わってきます。

「大きな大木を抱えるように腕を動かしてください」
「頭のてっぺんを糸で吊られているようにピンと身体を起こしましょう」
「目の前30センチぐらいの段差があると思って、その段差を乗り越えるように足を上げてみましょう」

 

まとめ

いかがだったでしょうか。
レクリエーションは、相手との関係性ができていれば、進行が上手くいかなくても、盛り上がらなくても上手くいきます。
親友と遊んでいるときに、沈黙の時間は気になりませんよね?
そばにいるだけでなんとなく安心する。そんな空間を作ることができればいいのです。

1「安全」「安心」「ポジティブ」な場を作る

2「安全」「安心」「ポジティブ」な場づくりのための6つのポイントは・・・
  ①具体的に認める・褒める
  ②自分のことのように喜ぶ  
  ③言葉による誘導
  ④「この場にいることが重要」だと意識してもらう
  ⑤小学5・6年生でも分かるように表現する
  ⑥例えの表現を多用する

 

  • この記事を書いた人

介護エンターテイナー石田竜生

フリーランスの作業療法士として介護現場で働きながら、お笑い芸人、舞台俳優の活動も続けている。『人生のラストに「笑い」と「生きがい」を』をテーマに、『介護エンターテイナー』と名乗り活動している。 リハビリ体操に笑いの体操、エンタメ性いっぱいのアクティビティなどを取り入れ、介護現場を『笑い』でいっぱいにするために、ボランティア・セミナー研修講師・イベントゲストとして日本全国を飛び回る。YouTubeで配信している体操や健康のコツは再生回数70万回以上。 『介護×笑い』に関する取り組みへの注目度は高く、多数のメディアで執筆・取材の実績がある。 YouTube(https://www.youtube.com/channel/UCJhdPzUgJY9n8cFVSY03LhQ?view_as=subscriber)

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