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イチロー選手から認知症を考える【高齢者レクリエーションの新しい考え方】

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米大リーグ・マリナーズのイチロー選手が、今季の残り試合に出場せず球団の会長付特別補佐に就任することになりました。
とうとうこの日が来たかって感じですが、実質選手としては引退に近いということでしょうか。

イチロー選手といえば、ルーティンにも注目されてきました。
この記事では、ルーティンを介護現場に当てはめて考えてみたいと思います。

ルーティンとは
「決まった手順」「お決まりの所作」「日課」などの意味の英語。
出典元(実用日本語表現辞典)

なぜ、スポーツ選手はルーティンを大切にするのか?

イチロー選手は、9年間お昼ごはんにカレーを食べ続け、バッターボックスに入る際には、17種類の動きを、毎回ほぼ同じスピードでゆっくりと行い、その順番までも変わることがないそうです。
イチロー選手が44歳まで第一線で活躍できたのは、ルーティンにも秘密があるのかもしれません。

この『ルーティン』、一見意味のない動きに見えますが、「迷わずに同じ動作をとることで、精神的に落ち着き、自信を呼び覚ます」といわれています。

どんな一流選手でも、心に迷いや隙がつきまといます。

観客席からの声や音
相手選手の動き
「ミスしたらどうしよう」という心の迷い
点を入れなくてはいけないというプレッシャー

このような迷いや隙を断ち切ることができるのが、『ルーティン』です。

自らつくり上げたルーティンは、心と体をベストの状態に保ち、最高のパフォーマンスを発揮するとも言われています。

さて、イチロー選手のルーティン。
介護現場でも当てはまるなぁと思いました。

その動作にも「意味があるのかもしれない」と考えよう

○○さんはいつもタンスの中をあさって何がしたいんだろう。
○○さんは朝の6時になると起き出して、廊下をフラフラ歩いている。
○○さんは財布の位置をいつも気にして、同じ場所に無いと不安定になる。

などなど。
認知症の方の行動に疑問を持ったことはありませんか?

実はその行動は、その人にとっての『ルーティン』なのかもしれません。

「ここはどこだろう?」
「私は何をすればいいの?」
「あなたはだれ?」

心の中は不安な気持ちでいっぱいです。

若かったころ毎日していた、料理や掃除や散歩。
前にした失敗を二度としないための準備。

少しでも体や心を落ち着かせるために、習慣化された「意味のある動き」をしているだけなのではないでしょうか?

だとしたら、問題行動だと決めつけたり、注意することは間違っているかもしれません。

意味がない動きにこそ、意味があるのかも。
そう考えていけば、接し方も変わってくるでしょう。

マンネリではない!ルーティンだ。

レクリエーションや集団体操をしていると、「いつも同じことをしていて、マンネリ化してしまう」と悩むこともあるかと思います。
ただなんとなくレクリエーションや集団体操を実施していれば、それは「マンネリ化」でしょう。

でも、
いつも決まった時間に行う『ラジオ体操』に参加することで生活のリズムを作っている人もいるかもしれません。
レクリエーションの時に聞こえてくる「あなたの声」を聞くのが楽しみでデイサービスに通ってくれている人もいるかもしれません。

『何のため』『誰かのため』が明確なら、レクリエーションや集団体操は、誰かのルーティンになるはずです。

マンネリではなく、ルーティンになるようなレクリエーションを目指していきましょう。

 

 

 

 

  • この記事を書いた人

介護エンターテイナー石田竜生

フリーランスの作業療法士として介護現場で働きながら、お笑い芸人、舞台俳優の活動も続けている。『人生のラストに「笑い」と「生きがい」を』をテーマに、『介護エンターテイナー』と名乗り活動している。 リハビリ体操に笑いの体操、エンタメ性いっぱいのアクティビティなどを取り入れ、介護現場を『笑い』でいっぱいにするために、ボランティア・セミナー研修講師・イベントゲストとして日本全国を飛び回る。YouTubeで配信している体操や健康のコツは再生回数70万回以上。 『介護×笑い』に関する取り組みへの注目度は高く、多数のメディアで執筆・取材の実績がある。 YouTube(https://www.youtube.com/channel/UCJhdPzUgJY9n8cFVSY03LhQ?view_as=subscriber)

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