レク・体操のコツ

自宅でも運動を続けるための3つのポイント~介護をしているご家族のお困りごとから考える

投稿日:

たつ婆
デイケアやデイサービスなど介護施設で体操やトレーニングをしてもらうのは大切です。でも家に帰ってからもトレーニングを継続してもらわないと意味がありません!

当ブログ『FUNSEED(ファンシード)』では、リハビリやレクリエーションのコツ。高齢者をはじめ、介護・医療業界で働く人を応援する情報を発信しています。

介護当事者のご家族のお困りごとはコチラ

私のイベントに参加してくれるのは、介護施設で働く介護職やリハビリ職。

ケアマネ、地域サロンで活動する一般の方もいれば、介護を必要としている高齢者やそのご家族など。

さまざまな立場の人達からたくさんの生の声を頂きますが、その中でも上位に入るのがコチラ↓

●家にいるおじいちゃんおばあちゃんが何もやることもなくボーっとしているだけ。寝転びながらずっとTVを見ているだけ。
●週に数回介護施設に通ってくれても、家で動いてくれないとリハビリの効果が無い気がする。
●地域のサロンで体操教室を開いても、そこまで通うことが出来ない人がたくさんいる。

そう、家にいる間に「何もしていない」高齢者がとても多いのです。
特に、車がないと生活できない地方では、高齢者はスーパーに買い物に行くこともできません。
地域のサロンにも通えません。唯一外に出ていくのは週に数回の介護施設。
そこでリハビリをしたとしても、家に帰れば引きこもっているだけ。

高齢者の心身機能を低下させる負のサイクルとは

外に出ることが少なくなれば、身体が衰える。

身体が衰えると運動をする意欲がなくっていく。

運動をしなくなると出来ないことが増えていく。

今まで出来ていたことが出来なくなると「健康な人には会いたくない」「なぜ私だけ」と、精神的にも落ち込んでいき、さらに家に閉じこもるようになる。

刺激のない時間が増えると脳も衰えていき認知症のリスクが高まる。

さらに運動する気力がなくなる。

このような負のサイクルが高齢者の心身機能を低下させていくのです。
負のサイクルを断ち切るには「家庭でも出来る運動やリハビリ」を継続してもらうことが重要です。
本連載では、「家庭でも出来る脳と身体のトレーニング」を紹介していきます。ご家族みんなで出来て、簡単なのに心身ともに元気になるようなものを提案できたらと思います。
もちろん介護施設でも応用できますので、介護施設で働いている皆さんは、レクリエーションや体操の時間に利用者さんに実践してみてください。

「家庭でも出来る脳と身体のトレーニング」は、どんなものが理想なの?

本連載が目指す「家庭でも出来る脳と身体のトレーニング」3つのポイントです。

①簡単にできる

誰でもすぐに出来ないとトレーニングは長続きしません。
○○筋を刺激しながら△△筋を意識して、呼吸は◆秒で息を吸いながら・・・・なんていわれても無理ですよね。専門家が家まで来てくれるわけではないのですから。
ベッドの上でも出来て、寝室で椅子に座って出来て、リビングで家族と一緒に出来る。そんな脳と身体のトレーニングを紹介していきます。

②使用する道具が身近なモノ

新聞紙やペットボトル、タオルなど、どこの家庭にもある道具や、100円ショップの商品を使ったトレーニングを提案していきます。
iPadなどのタブレット端末を使った脳トレ、最新のリハビリ機器を使った体操、数十万円のトレーニングマシーンで筋力トレーニングなど。効果は期待できるかもしれませんが、当然一般家庭には存在しません。 (タブレット端末はあるかもしれませんが、使いこなせる高齢者は少ないでしょう)
100円以内のアイテムで数十万円のトレーニングと同等の効果を目指す!「100均トレーニング」も紹介していきますのでご期待ください。

③家族間のコミュニケーションが図れるもの

せっかく「家庭で出来る」なら、家族みんなで取り組めたらいいですよね。みんなでやればきっと会話も増えていくでしょう。おじいちゃんおばあちゃんの意外な表情も見ることができるかもしれません。何より家族全員の介護予防にもつながります。
一人でのトレーニングは意欲が湧きにくいので、なかなか継続しません。家族みんなの力が必要です。

身近なモノで簡単にできる『100均トレーニング7選』

①【机の上で簡単】衣服の着脱トレーニング

●準備物
フェルト(切れ端でOK)
ひも
ボタン

●目的・効果
ボタンの『はずす⇔とめる』動作を繰り返すことで、服を脱いだり着たりする動き(ADL)のトレーニングになります。
細かい指の動きは脳トレになり、脳の活性化も期待できる!

②『箸を使う動き』食事動作のトレーニング

●準備物
はし
アイストレー
デコレーションボール

●目的・効果
『箸を使う動き』食事動作の ADLトレーニング。
細かい指の動きは脳トレになり、脳の活性化も期待できる!

③ストローで噛む力・飲み込む力・肺活量を鍛えるトレーニング

●準備物
ストロー
アイストレー
デコレーションボール

●目的・効果
口腔機能(口の周り)改善。肺活量アップ。

④磁石を使って"つまむ・指先を動かす・脳の活性化"トレーニング

●準備物
マグネット
ホワイトボード
●目的・効果
つまみ動作。指先を動かし脳の活性化。

⑤タオルを使って転倒予防トレーニング

●準備物
タオル
●目的・効果
下肢の筋力強化。転倒予防。

⑥ペットボトルと割り箸で集中力を鍛えるトレーニング

●準備物
ペットボトル
割りばし
●目的・効果
集中力を鍛える。 
指先の筋力を鍛える。

⑦足指と足裏を使って転ばない身体づくり

●準備物
カラーボール(100均)
ピンポン玉
ペットボトルのキャップ
※足で掴めるものなら何でもOK
●目的・効果
足・足指・足裏の筋力強化。転倒予防。

どこにでもあるモノを使って、誰にでも出来るトレーニングを継続していきましょう。

 

  • この記事を書いた人
funseed

介護エンターテイナー石田竜生

作業療法士 ケアマネジャー 芸人 リハビリの国家資格である作業療法士として介護施設(デイケア)で働きながら、大阪よしもとの養成所に通い、フリーのお笑い芸人・舞台俳優の活動を続けている。芸人・舞台俳優活動で培った技術を生かして、一般社団法人介護エンタ―テイメント協会を設立。『人生のラストに「笑い」と「生きがい」を』をモットーに、『介護エンターテイナー』と名乗り活動している。 リハビリ体操に笑いの体操、エンタメ性いっぱいのアクティビティなどを取り入れ、介護現場を『笑い』でいっぱいにするために、日本全国でボランティアやセミナー、講演会講師活動中。開催したボランティアは、のべ150ヶ所を超える。 『介護×笑い』に関する取り組みへの注目度は高く、多くのメディアから執筆・出演の実績がある。 登録者24000人以上 総再生数400万回以上の YouTubeチャンネルは中高年や介護・医療職から絶大な支持を得ている。【介護エンタ―テイメントチャンネル】で検索!

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