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高齢者の表情が暗い。全体の雰囲気が悪い。そんな時は『必ず笑える体操』を!
レクリエーションや体操は、毎回高齢者の反応が違いませんか?
月曜日はノリノリだったのに、木曜日同じようなメンバーなのに、なぜかノリが悪く動きもいまいち。
介護現場では、こんな場面に出くわすことが多々あるかと思います。
でもそれって当たり前のことです。
なぜなら、私たちの目の前にはさまざまな思いを抱えた人がたくさんいます。
身体のあちこちが痛い人
家族のことが心配な人
将来のことが不安な人
中には認知症の人もいます
そんな人たちの前に、いきなりスタッフが現れ、レクリエーション・集団体操を始めても、集中して取り組んでもらえるわけがありませんし、効果は期待できません。
なんとなく取り組むレクリエーションや集団体操ほど効果を期待できないものはありません。
まずは、高齢者の意識をグッとこちらに向け、「取り組む姿勢」つくります。
「取り組む姿勢」をつくることを『つかみ』といいます。
このブログでは『つかみ』の重要性を伝えています。
この『つかみ』に使える簡単な体操を紹介します!
この体操を実施すれば、みんなが笑顔に!
石田竜生 監修
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誰でも簡単!15秒で必ず笑顔になる体操
この体操は、笑いを伝染させる体操です。
人は他人がしていることを見ているだけなのに、まるで自分のことのように感じる共感能力を持っています。
◆「しんどいしんどい」と言っている人のそばにいるとなぜだか自分もしんどい気分になってくる。
◆イライラしている人のそばにいると、自分も気分が焦りイライラが伝染してくる。
◆笑っている人、「楽しい!楽しい!」と言っている人と一緒にいると自分も笑顔になり楽しい気分になる。
そんな経験が皆さんにも当てはまらないでしょうか?
これは、脳の中の「ものまね細胞」といわれる、ミラーニューロンが関係しています。
このミラーニューロンを刺激して、みんなを笑顔にしちゃいましょう!
15秒で必ず笑顔になる体操
●やり方
①「ふ~」と息を吐きながら身体を丸めていきます。
②全部息を吐いたら、息を吸いながら身体を起こしていきます。
③腕を上げて、『伸び』をしながら3秒息を止めます。「1,2,3」
④「わはははははは~」と声を出しながら息を吐きます。
みんなが大爆笑。自然な笑顔があふれます。
●POINT
無理やり笑う必要はありません。
体操だと思って「わははは~」と声を出すだけでOKです。
自分が笑っている声を出していること、周りの人が笑っている声を聞いて自然と笑顔になります。
動画でチェックしてみてください!↓↓
そう!『笑いは伝染する』のだ!
最後に、超有名な動画を紹介します。
Skype(テレビ電話のようなもの)で相手の笑っている様子を見ていると、つられて自分も笑ってしまう。
それを何人も数珠つなぎにしていく動画です。
こちらまで笑ってしまいますよ!
まとめ
①様々な思いを抱えている人の前で、レクリエーションを始めても集中して取り組んでもらえるわけがなく、効果は期待できません。
②なんとなく取り組むレクリエーションは、効果を期待できない。
③高齢者の意識をグッとこちらに向け、「取り組む姿勢」つくるために『つかみ』を取り入れる。
④人は他人がしていることを自分のことのように感じる『共感能力』を持っている。
⑤共感能力を刺激する『15秒で必ず笑顔になる体操』をやってみよう