当ブログ『FUNSEED(ファンシード)』では、リハビリやレクリエーションのコツ。高齢者をはじめ、介護・医療業界で働く人を応援する情報を発信しています。
この記事の目次
レクリエーションに季節感を取り入れることのメリット
日本は四季のはっきりとした国。
春夏秋冬、それぞれの季節の移ろいを、日々感じることが出来ます。
レクリエーションに季節感を取り入れ、五感で感じてもらうことで刺激ある時間を作りだすことができます。
多くの高齢者は、季節の行事や、様々な習慣や伝統文化を生活の中に取り入れてきました。
季節を感じることのできるレクリエーションは、高齢になるにつれてあいまいになってくる時間の感覚(見当識)を取り戻すことに繋がり、生活に彩りをもたらすことが出来ます。
季節ごとの行事を取り入れることは『動機づけ』になる
人は理由があるから動きます。
たとえば、普段レクリエーション参加に消極的な人も、「節分の豆まき」なら参加してくれるかもしれません。
なぜなら節分には「邪気(鬼)を追い払うために豆まきをする」という理由があり、それを生活の中に織り込んできた人がほとんどだからです。逆に、7月に「豆まきをしましょう」と言われても「?」と感じてしまうでしょう。
【季節感をプラスすることのメリット】
◆時間の感覚(見当識)を取り戻す手助けになる
◆「日々生きている」ことを実感することが出来る
◆季節行事に参加するという「理由」が動機づけになるのでレクリエーション参加率が上がる
◆季節ごとの「リスク」にアプローチできるのでご利用者の体調・危険管理に繋がる
9月といえば?想像力を刺激するレクリエーション
9月が始まりました!
「9月といえば?」と質問し、想像力を刺激して脳を活性化させていきましょう!
◆用意するもの
とくになし
◆方法
①9月にまつわるものは何か質問していく
「9月といえば何が思い浮かぶか」を聞いていきます。
食べ物、人、動物、行事など、なんでも構いません。20個ぐらい自由に答えてもらいましょう。
②答えが出来ない場合は「例えば○○」とこちらからリードしていく。
答えをリードしても構いません。
大切なのは「今はそんな時期なのね!」と納得してもらうことです。
9月といえば? 主な行事・イベント・習慣・事柄
十五夜 9月13日
9月から10月の間に訪れる満月の日を「十五夜」または「中秋の名月」という。
満月を眺めて楽しむ「月見」をおこなう。
秋彼岸 9月20日~9月26日
秋分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間。
彼岸入り・・9月20日(金)
中日(秋分の日)・・9月23日(月・祝)
彼岸明け ・・9月26日(木)
故人や先祖を供養する行事として墓参りや法要を行います。
防災の日 9月1日
「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」こととし制定された啓発日
救急の日 9月9日
救急医療関係者の意識を高めるとともに、救急医療や救急業務に対する国民の正しい理解と認識を深めることを目的として、昭和57年に厚生労働省によって定められた。
敬老の日 9月の第3月曜日
日本の国民の祝日の一つ。日付は9月の第3月曜日。 2002年までは毎年9月15日を敬老の日としていたが、2003年から現行の規定となっている。
「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としている。
秋分の日 9月23日
日本の国民の祝日の一つ。祝日法により天文観測による秋分が起こる秋分日が選定され休日とされる。通例、9月22日から9月23日ごろのいずれか1日。
昼が短くなって「昼と夜の長さが等しくなる日」といわれるが、実際は昼の方が少し長い。
重陽の節句・菊の節句(9月9日)
体育祭
運動会
大相撲9月場所(秋場所)
ブドウ狩り
梨狩り
キノコ狩り
松茸
秋刀魚
残暑
台風
鈴虫
稲刈り
キンモクセイ
彼岸花
9月が旬の野菜・果物
●旬の果物
かき
ナシ
リンゴ
あけび
ざくろ
キウイ
いちじく
ぶどう
●旬の野菜
オクラ
ピーマン
なす
小松菜
かぼちゃ
いんげん
唐辛子
ズッキーニ
チンゲン菜
とうがん
とまと
みょうが
さつまいも
じゃがいも
しいたけ
しめじ
エリンギ