この記事の目次
施設でのイベントはどのようなものがおススメ?
ご利用者に日頃の感謝の気持ちを込めて。
デイサービス・介護施設でのイベントの内容は決まりましたか?
デイサービス・介護施設では、たくさんイベントを開催する機会があるかと思います。
◆納涼祭
◆施設の周年記念イベント
◆ハロウィン
◆クリスマス会
◆忘年会
◆新年会
◆敬老の日
など。
敬老の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としている。
Wikipediaより引用
実際、
施設でのイベントを開催したいけれども、どんなイベントをすればいいのか分からない
といったお困りの声もたくさん頂きます。
ボランティアや講演会で全国の施設をまわった経験から「これはいい!」と感じた、オススメの高齢者イベントを紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
石田竜生 監修
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定期的にイベントや行事を開催することは認知症の予防にもなる
日本は四季のはっきりとした国です。
デイサービス・介護施設で、定期的にイベントを開催すると、春夏秋冬それぞれの季節の移ろいを、感じることが出来ます。
季節感を取り入れ、五感で感じてもらうことで刺激ある時間を作りだすことができます。
多くのご利用者は、季節の行事や、様々な習慣や伝統文化を生活の中に取り入れてきました。
季節を感じることのできるイベントは、高齢になるにつれてあいまいになってくる時間の感覚(見当識)を取り戻すことに繋がり、生活に彩りをもたらすことが出来ます。
認知症の予防にも効果的だといえるでしょう!
せっかくなら、地域の皆さんやご家族さんもお誘いしましょう。
ご家族には、利用者さんの施設での普段の様子。
地域の皆さんには、施設を知ってもらうきっかけになります。
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お祭り形式にすればワクワク感を引き出せる
◆懐かしの『お祭りゲーム』体験
昔の話をしたり、昔「楽しかったこと」を体験すると、認知症予防に効果的だといわれている脳血流量が、日常会話をしていたときと比べて、数十倍増加したという研究結果があります。
昔お祭りで体験したゲームをしてもらうことで、過去の思い出が蘇ります。
ヨーヨー釣りや輪投げで手足を動かすこと、ビンゴやくじ引きでドキドキすることも立派なリハビリです!
祭りを通して、ご利用者の眠っている力を引き出していきましょう。
輪投げ ヨーヨー釣り くじ引き ビンゴ大会 など
◆屋台風にして食べ物販売
スタッフが屋台の主人になり、ご利用者やご家族に食べてもらいましょう。
馴染のあるスタッフから勧められる食べ物はなら、普段より食事が進むでしょう。
焼きそば お好み焼き フランクフルト 綿菓子 など
バナナのたたき売りが大ウケ!
香川県のあるデイサービスではバナナのたたき売りをしたそうです。
懐かしのバナナのたたき売りで皆さん大喜び。
これなら火も道具も使わずに盛り上げることができます。
スタッフをもっと知ってもらう会にする
◆スタッフの特技発表会
いままで隠していた?披露することのなかった?あなたの特技を、イベントを機会に披露するのはいかがでしょうか?
下手でも大丈夫!
イベントに向けて練習したことを一所懸命披露することが大切。
感動は必ず伝わります。
普段と違うスタッフの様子を見れば、より親近感がわき、新たなコミュニケーションも生まれます。
「あんたの○○最高だったわ!」と声をかけてもらえるはずです。
演劇 紙芝居 演奏 合唱 カラオケ 手品など
↑↑手品は難しく考えなくても大丈夫!とにかく勢いで乗り切れば上手くいくことがあります。笑
参考までに私が敬老会で披露したマジックショーの動画をご覧ください!
やっぱり二人羽織りがウケる
二人羽織りでご飯を食べるだけでも盛り上がります。
シュークリームの中に一つだけカラシたっぷりにしてロシアンシュークリームにしたり・・・
イベントを通して地域の皆さんと繋がる
◆保育園と連携して発表の場にしてもらう
スタッフの通う保育園や小学校、近くの保育園や小学校に声を掛け、子供たちに歌やダンスを披露してもらいます。
介護現場で働いていると、「子供たちの一生懸命な姿に勝るリハビリはない」と感じます。
子供たちの歌やダンスを見たご利用者は、涙を流して喜び、身体の痛みや不安なことを忘れて子供たちと交流しています。
それだけ子供たちの一生懸命な姿には力があります。
◆地域でボランティア活動をしている団体・クラブにお願いする
地域にはボランティア活動をしている団体やクラブがたくさんあります。
踊りのクラブに入っているご利用者がいる場合もあるでしょう。
みつからない場合は、地域の民生委員さんに紹介してもらうのがポイント!
踊り ダンス 合唱 演奏 など
ご利用者『参加型』で役割を持ってもらう
◆ご利用者参加型の演劇
演劇の基本的な進行はスタッフが行い、ちょっとした役をご利用者にお願いします。
(悪者を倒す時に、刀を持って切ってもらうなど)
「自分も参加している」ということが役割を持つことに繋がり、参加に積極的になります。
↑スイカ割りも「安全面に気をつけながら」参加型にしてみる
◆着替えてもらう・化粧をしてもらうだけでも気分は変わる
いつまでもオシャレは大切。でも普段はそんな機会がない!
イベントの時にスタッフがお手伝いしてみませんか?
素敵な表情になりますよ。
◆ご利用者で合唱クラブ結成
イベントへ向け、歌が得意な人同士で合唱クラブを結成。
みんなの前で披露してもらいます。
目標に向けて活動することは、生活に張りをもたらします。
◆料理を作り味わう会
デイサービス・介護施設でも料理の腕をふるってもらいましょう。
女性はお母さんに早変わり。普段とは違うテキパキとした姿を見ることができるかもしれません。
意外と男性もノリノリで参加してくれます。
お菓子づくり 餅つき ケーキづくり など
イベントは準備段階からかかわってもらおう!
『イベントに向けて』会場の飾りつけなどの準備をご利用者にお願いしましょう。
「イベントを成功させるために」「来てくれるボランティアの方や、子供たちのために」という、
「誰かのために」が人を動かします。
普段は手作業に参加してくれない男性も「誰かのために」なら動いてくれるはずです。
デイサービス・介護施設を知ってもらうイベントにする
◆地域住民・ご家族参加型イベント
介護施設ってどんなところ?
認知症予防の体操ってどんなの?
介護の疑問をプロにぶつけたい。
正しい移乗の仕方、食事介助の方法ってどうやるの?
そんな風に疑問に感じている人が、デイサービス・介護施設の周りにはたくさんいます。
せっかくならイベントをきっかけに知ってもらうのはどうでしょう。
介護相談会 介護教室 体操教室 普段しているレクリエーション体験 など
普段やっていることをちょっとだけ工夫する
◆運動会開催
普段レクリエーションでしていることも、「運動会」と名前を変えればイベントに早変わり!
チーム対抗や、競争形式にして盛り上げましょう。
玉入れ 風船を使ったゲーム ボール運び競争など
◆ご馳走イベント
食事やおやつをバイキング形式で提供してみましょう。
食べているものは普段と同じでも、配膳の形式を変えるだけで特別感を演出できます。
食べ物の場所まで移動することもリハビリになります。
◆「普段とはちょっと違うこと」でOK
「変わった」「斬新」なイベントをする必要はありません。
○月○日に「こんなイベントがあります!」と告知することが、ワクワクドキドキを引き出すのです。
タイトルや進行を工夫し、普段とはちょっと違う時間を共有することがイベント開催では重要です。
☑ 普段手作業レクで作った作品を展示。 ⇒ 文化祭
☑ 大会に向けて普段から書道を練習。当日は作品を展示。 ⇒ 書道大会
☑ いつもやっているカラオケも、みんなの前に立って歌うだけで大会に。 ⇒ カラオケ大会
☑ 懐かしの映画をレンタルし、みんなでみれば鑑賞会に。 ⇒ 映画観賞会