12月15日 今日は何の日
●観光バス記念日
1925(大正14)年のこの日、 東京乗合自動車により日本初の定期観光バスである「ユーランバス」の運行が開始された。
●ザメンホフの日
国際語・エスペラントを考案したザメンホフの1859年の誕生日。
たつ婆【12月15日】まずは3問!かんたんウォーミングアップクイズ

今日の記念日にちなんだ、かんたんな3問です。声に出して答え合わせをすると、それだけで場があたたまります。
答えは「答えはこちら」を押すと出てきます。
【第1問】
12月15日は観光バス記念日。
1925(大正14)年に日本で初めて走った定期観光バスの名前は?
①ユーランバス
②ミヤコバス
③サクラバス
答えはこちら
答え:①ユーランバス
「ユーラン」は「遊覧(ゆうらん)」から。東京の名所をまわる、日本初の定期観光バスでした。
バスガイドさんが名所を案内する——あのスタイルの始まりです。
団体旅行、社員旅行、慰安旅行。バスの旅の思い出は、みなさんお持ちではないでしょうか。
▶ 話が広がるひとこと
「バス旅行はよく行かれましたか?」
「どちらへ行かれましたか?」
【第2問】
冬に一番はやる、吐き気と下痢を起こすウイルスはどれでしょう?
①ノロウイルス
②インフルエンザウイルス
③水虫の菌
答えはこちら
答え:①ノロウイルス
12月から2月がいちばん多い時期です。
おそろしいのは、ほんのわずかな量でうつること、そしてアルコール消毒がほとんど効かないこと。
くわしくは、この記事の後半のクイズ8問でご紹介します。職員の研修にもそのまま使えます。
▶ 話が広がるひとこと
「おなかをこわしていませんか?」
「手洗いはこまめにされていますか?」
【第3問】
手洗いで、いちばん洗い残しやすいのはどこでしょう?
①手のひらの真ん中
②親指のつけ根と、指のあいだ
③手の甲の真ん中
答えはこちら
答え:②親指のつけ根と、指のあいだ
手のひらはよく洗うのに、親指・指のあいだ・爪のまわり・手首は、みごとに忘れられます。
とくに親指は、物をつかむときに必ず使う場所。ここが残るのは困ります。
「親指をにぎってねじる」——これを1つ足すだけで、手洗いの質が変わります。
▶ 話が広がるひとこと
「手洗いは何秒くらいされますか?」
「歌を歌いながら洗うといいそうですよ」
【12月15日】座ったままできる「手洗い体操」

道具はいりません。椅子に座ったまま、席を移動せずにできます。
感染症の季節にちなんで、手洗いの動きをそのまま体操にします。
① まずは深呼吸(3回)
鼻から4つ数えて吸い、口から8つ数えて吐きます。
吐くほうを長く——これだけで体の力が抜けます。
② 手洗いの6つの動き(各5回)
水を使わず、動きだけをまねます。
①手のひらをこする ②手の甲をこする ③指を組んで指のあいだ ④親指をにぎってねじる ⑤爪の先を手のひらでこする ⑥手首をにぎってまわす
この6つが、正しい手洗いの順番そのものです。
③ かかとの上げ下げ(20回)
足の裏を床につけたまま、かかとをゆっくり上げて、ゆっくり下ろします。
ふくらはぎは「第二の心臓」。ここが動くと、足の血が心臓へ戻ります。
④ 仕上げ:歌いながら手洗い
足踏みをしながら、「ハッピーバースデー」を2回歌います。
そのあいだ、②の6つの動きをずっと続けます。
歌い終わったら、手洗いは合格の長さ。


④は「足を動かす」「歌う」「手を動かす」の三つが同時に走ります。
そして、この体操にはそのまま生活に持ち帰れる意味があります。ハッピーバースデーを2回歌うと、およそ20〜30秒。これが手洗いに必要な時間の目安です。
「20秒洗いましょう」と言われても人は続きません。でも「歌い終わるまで」なら続きます。
数えるのではなく、歌で測る。覚えられて、続けられる形にすることが、予防ではいちばん大事です。

②の6つは、実際の洗面台でもこの順番でやっていただけます。紙に書いて手洗い場に貼っておくと、職員にも利用者さんにも効きます。
歌が出ない方には、スタッフが歌ってください。動きだけついてきていただければ十分です。
特に高齢者は、今日は何の日など『季節感を感じられるもの』は身体に様々なメリットになります。
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冬のもうひとつの敵!ノロウイルス・感染性胃腸炎クイズ8問
12月から2月は、ノロウイルスによる感染性胃腸炎がいちばん増える時期です。
介護の現場では、インフルエンザ以上にやっかいだといわれることもあります。理由は、このクイズを解けば分かります。
インフルエンザの予防クイズ11問は、【12月5日 今日は何の日】高齢者のインフルエンザを予防する知識とクイズ!にまとめています。あわせてどうぞ。
【問題1】
ノロウイルスは、どれくらいの数が体に入るとうつるでしょう?
①10〜100個ほど
②100万個ほど
③1億個以上
答えはこちら
答え:①10〜100個ほど
ほんのわずかな量でうつります。
しかも、症状のある人の便やおう吐物には1グラムあたり100万個以上のウイルスが含まれています。
「目に見えない、ほんの少しでうつる」——これがノロのやっかいなところです。
【問題2】
ノロウイルスに、アルコール消毒は効くでしょうか?
①かけると増える
②よく効く
③ほとんど効かない
答えはこちら
答え:③ほとんど効かない
ここがいちばん大事なところです。
ノロウイルスはアルコールに強く、手指消毒だけでは不十分です。
効くのは次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)。そして何より石けんと流水での手洗いです。
「アルコールを押したから大丈夫」——これがいちばん危ない思いこみです。
【問題3】
ノロウイルスを確実に減らす、いちばんの方法はどれでしょう?
①アルコールをたっぷり使う
②石けんと流水で、ていねいに手を洗う
③ぬれタオルでふく
答えはこちら
答え:②石けんと流水で、ていねいに手を洗う
石けんはウイルスを殺しませんが、手からはがして洗い流してくれます。
こすって、流す。この物理的な力がいちばん確実です。
指のあいだ、親指のつけ根、爪のまわり、手首——洗い残しやすい場所を意識してください。
【問題4】
おう吐物を片づけるとき、いちばんやってはいけないのはどれでしょう?
①使い捨て手袋をする
②窓を開ける
③掃除機で吸う
答えはこちら
答え:③掃除機で吸う
絶対にやってはいけません。ウイルスが部屋じゅうにまき散らされます。
正しい手順は、手袋・マスクをつけ、ペーパータオルで静かにおおって、外側から内側へふき取る。そのあと塩素系の消毒液でふきます。
乾いてから掃くのも危険です。乾くと空気中に舞い上がるためです。
【問題5】
二枚貝を食べるとき、ノロウイルスを防ぐ加熱の目安は?
①中心部を85〜90℃で90秒以上
②さっと湯どおしすればよい
③表面が白くなればよい
答えはこちら
答え:①中心部を85〜90℃で90秒以上
カキなどの二枚貝は、中心までしっかり火を通すことが必要です。
表面が白くなった程度では足りません。
「半生がおいしい」と言われる食べ方は、高齢の方には避けたほうが安全です。
【問題6】
症状が治まったあと、便からウイルスが出なくなるまでどれくらいかかるでしょう?
①半日
②すぐに出なくなる
③1週間〜1か月ほど
答えはこちら
答え:③1週間〜1か月ほど
吐き気や下痢が治まっても、便の中にはしばらくウイルスが出続けます。
「もう元気だから大丈夫」ではないのですね。
治ったあとも、トイレのあとの手洗いをいつも以上にていねいに。ここで気をゆるめると、次の人にうつります。
【問題7】
高齢の方がノロウイルスにかかったとき、いちばん気をつけたいのは?
①食欲が落ちること
②脱水と、吐いたものによる窒息・誤嚥
③熱が出ること
答えはこちら
答え:②脱水と、吐いたものによる窒息・誤嚥
下痢とおう吐が続くと、高齢の方はあっという間に脱水になります。少量ずつ、こまめに水分を。
そしてもう一つ。寝たまま吐くと、のどにつまらせる危険があります。吐きそうなときは、必ず横向きに。
この2つが、命に直結する部分です。
【問題8】
ノロウイルスに、ワクチンや特効薬はあるでしょうか?
①どちらもない
②特効薬がある
③ワクチンがある
答えはこちら
答え:①どちらもない
ノロウイルスには、予防のワクチンも、効く薬もありません。
治療は、水分をとって体力を保ちながら、ウイルスが出ていくのを待つのが基本です。
だからこそ、手洗いと、片づけ方を知っていることが、そのまま最大の対策になります。

この8問は、利用者さん向けというより、職員研修としてそのまま使える内容にしてあります。
朝礼で1問ずつ出していくだけでも、シーズン前の確認になります。とくに【問題2】のアルコールが効かないことと、【問題4】の片づけ方は、全員が知っておきたいところです。
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