今日は職員が足りない。それでもレクの時間は来る。
この記事は、その日のためのものです。
人手がない日に、やってはいけないこと
① 道具を使うレク……準備・配布・回収に人が要ります
② 席を移動するレク……見守りが足りず、転倒の危険が上がります
③ 個別に順番を回すレク……待ち時間が長くなり、待てない方が立ち上がります
④ 中止する……何もない時間ができると、かえって目が離せなくなります
1人で20人を見るときの考え方
人手がないときに大切なのは、盛り上げることではありません。全員が同じ方向を向いて、同じことをしている状態をつくることです。
ばらばらに動く時間をつくらない。これだけで、1人でも見られる場になります。
人手がない日の3条件
① 全員が同時に、同じことをする……順番に回さない
② 席を立たない……座ったまま完結する
③ 職員が前から離れない……配ったり集めたりが発生しない
① 声をそろえる(いちばん強い)
号令をかけるだけで、全員が同時に参加します。正解がないので、できない人が出ません。声が出て、表情が動いて、場が一気にあたたまります。
「せーの」で数を数える、「せーの」でかけ声。これだけで5分は持ちます。
② 座ったままの体操
前で職員が1人やってみせれば、全員が同時に動きます。道具も配布物もありません。
動けない方には「見ているだけでいいですよ」と最初に言っておくと、その方も同じ場にいられます。
▶ その日の分を選ぶ
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【転倒予防】デュアルタスク(二重課題)レク10種類|座ったまま・道具なし(作業療法士監修)
③ ホワイトボード1枚
全員が同じ方向を向きます。職員は前に立ったまま、一歩も動きません。書いて、聞いて、書き足す。それだけで場が回ります。
答えを書き出していくと、発言していない方も目で追えるのが利点です。
▶ ホワイトボード1枚でできるもの
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④ 読み上げるだけのクイズ
問題・答え・解説がそろっているので、画面か紙を見ながら読むだけで進みます。
「せーの、で指で答えてください」と決めておくと、早い人が先に答えてしまう問題も起きません。

人手が足りない日に、レクを中止する判断はよく分かります。でも何もない時間のほうが、じつは目を離せません。立ち上がる方、帰りたくなる方、うとうとして夜眠れなくなる方。あとから手がかかります。
だから、こういう日ほど「全員が同じ方向を向いている10分」をつくったほうが、結果的に楽になります。内容は薄くてかまいません。
そしてもうひとつ。うとうとしている方を無理に起こさないでください。昼に眠らせないことばかり優先すると、夕方に不穏が出ます。同じ場にいてもらう、それで十分な日もあります。

人手がない日のレクは、前もって「この日はこれ」と決めておくのがいちばんです。その場で考えると、必ず道具を使うものを選んでしまいます。
この記事をブックマークして、朝礼で「今日は人が少ないので、あれでいきます」と言えるようにしておいてください。
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